JCSコンセプト・アルバムとQUEEN II に共通点があった?
d0079799_1457065.jpg1970年1月1日に発売された、Jesus Christ Superstarの2枚組LPは、ジャケットの色から別称"ブラウン・アルバム"とも呼ばれていますが、JCSの歴史上は「コンセプト・アルバム」として知られています。このジャケットは現在発売されているホワイトジャケットです。



ジーザス役はイアン・ギラン(写真右から2人目)、ユダ役にマレー・ヘッド(右端)。ローマ総督ピラトにバリー・デネン。マグダラのマリアはイヴォンヌ・エリマン。

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この主要キャストたちの写真はライスの著書から拝借。私はこの雰囲気がすごく気に入っています。

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レコーディングはなかなか困難でティム・ライス(左)とアンドリュー・ロイド・ウェバー(右)は、コーラスに入ったり、効果音作りまでしたそうです。そこに至る過程はまた追ってご紹介したいと思います。

ところで、私は英国のロックバンド・クイーンの大ファンでもあるのですが、最近初めてJCSのコンセプトアルバムを聴いたときに、クイーンのセカンドアルバム「Queen II」の曲が同時に頭をちらついて離れなくなったのです。これには、自分でも相当驚きました。

クイーンのセカンドは1974年にリリースされました。息をもつかせぬ勢いで次々と曲が再生され、フレディ・マーキュリーのボーカル、幅広い音域のコーラス、ギターサウンドに圧倒されます。クイーンは、シアトリカルで仰々しいとか形容されますが、コンセプトアルバムと共通する何かがあるのかもしれない?と感じてビックリ。音の作り方は全く違うのですが、音楽から色や形やストーリーまで聴き手に想像させるエネルギーというか「力」があるのです。

JCSの映画は最初のミュージックビデオだったいうを書きましたが、クイーンもまた「オペラ座の夜」に収録されている不滅の「ボヘミアン・ラプソディ」の画期的なビデオを制作したという点でも両者の音楽は、音だけにとどまらない、「創造」させる力を発しているのかもしれません。

d0079799_15563527.jpgここで少々、コンセプトアルバムを試聴してみましょう。(たたみこむように曲がせまってくる感じはアルバムをとおして聴かないと伝わりませんけどね)

マレーヘッドのユダによるHeaven On Their Mind「彼等の心は天国に」。ユダというと、黒人が歌うというイメージがあるかもしれませんが、マレーヘッドのユダは、ロックボーカル特有のウェットさが出ていて、私はとても好きです。

そしてイアン・ギランのジーザスが神と対話する場面。Gethsemane(I Only Want To Say) 「ゲッセマネの園」です。ギランは天才だと思います。はい。もう、スゴイです。・・・だってそれ以外に何と言えばいいのでしょうか。

コンセプトアルバムは、1971年2月、米国ビルボード誌、レコード・ワールド誌、キャッシュボックス誌上でナンバーワンになり、この後2回にわたって三つの業界誌チャートのすべてにおいて首位の座に再び帰り咲くという音楽史上に類のない一つの歴史を築きました。

当時のメディアが大絶賛し、今も米国アマゾンの感想欄で圧倒的な数の5つ★を獲得しているこのコンセプトアルバム。このLPがあったからこそ、舞台も映画も実現したのでした・・・。

私、JCS図書館とかやりたいな~。音源を皆さんに提供したいですよ~ほんとに。
by tomokot2 | 2006-08-22 14:53 | 舞台映像・音源等 | Trackback | Comments(6)
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Commented by JCSエンスー at 2006-08-22 19:23 x
ペルシャ猫さん

amazon.comへ行ってまいりやした。
Conceptは★★★★★
Motion Pictureは★★★★☆
スッゲ~~!Conceptの評価は高いのぉ~!

Conceptはブラウンからホワイトになった正確な理由はわっかりませぇ~んが、おいらの記憶ではリマスター音源で再発売した時点からホワイトになったよ。TOWER RECORDSやSUMIYAへ通ってた時、ホワイトになったのは驚いた!ちなみにおいらはブラウンアルバムなのだ。

イヴォンヌ、バリー、イアン、マリーの4SHOT写真はナイスだなぁ~。当時のリラックスした雰囲気が伝わってくるのぉ。

なにせイアン・ギランとタイマン勝負して負けていないマリー・ヘッドは凄いのだ!
ビートの利いた曲調のソウル風ロックなので、あの伸びのあるシャウトは黒人を想わせるよなぁ。
フランス人なのに。ボンジュール!!

おいらのQueen初めは中学時代の渋谷陽一編集『rockin'on』だったので歪んだ評価のQueenが刷り込まれてしまって、まっとうな態度で聞けたのが大学以降だったのだ。渋谷陽一のバカヤロー!でもQueenのアルバムが出るたび注目はしてたなぁ。
今では一般のQueenファンになってます。
Commented by ニセリッチー at 2006-08-22 23:45 x
ペルシャ猫さま、こんばんは(^^)
今までギランの色んな写真見てきたつもりでしたが、JCSの写真は、こちらで拝見したのが初めてです。
ありがとうございます<(_ _)>
このくつろいだ感じが本当にいいですね♪

これからも、色んなエピソードやお写真教えてくださいませ☆
Commented by tomokot2 at 2006-08-23 00:46
☆JCSエンスーさん
お陰様でコンセプトアルバムが聴けました♪評価スゴイですよね。日本でももっと沢山の人たちに聴いて欲しいですね。
この4人のショット見るとやっぱりあの頃は女の子のファッションはカワイイけど、男どもはムサイっていうか。ま、アンドリューとティムはこぎれいですけどね~。でも好きなんですよ、このコテコテのファッション♪♪
Commented by tomokot2 at 2006-08-23 01:05
☆ニセリッチー市長!
相互リンクしていただきましたが、Scramble Cityの市長のご訪問はお初ですね!レッドカーペットのご用意が・・・間に合いませんでしたわっ。
しかし、緊張しちゃうじゃないですか~。オジーちゃんなんて呼んでる人が「ニセリッチー」で出てくると、いきなりスーツ姿のハンサムガイに玄関に立たれたみたいで、きゃ、素敵って思いました。ありがとうございます♪(オジーちゃんも好きですけど)
ギランのジーザスは聴いたことありますか?私はパープルを聴き込んだことがないので比較はできませんけど、本当に才能があふれてる感じです。若い頃は見かけで(汗)フレディとかロバートプラントの方が良かったのですけど、今はギランを偏見なく聴けます。年の功ってやつかしら。
こちらこそ、いろいろ教えて下さいまし(^O^)
Commented by ニセリッチー at 2006-08-25 23:41 x
たった今、amazonでマレー・ヘッドのライヴ盤「Nigel Lived」を注文してきました。
コージーたんも叩いてるらしいから(^^ゞ
註に「JCSに参加」って書いてあったので、「あれ?」と思いこちらで確認させていただきました♪
届くなら1ヵ月後みたいなんですが、どんなものか楽しみです。
Commented by tomokot2 at 2006-08-26 09:37
☆市長!コージーたん出演のライブ音源っていうだけでも貴重だと思いますが、それがマレーヘッドのライブとは、大変な発掘(!)ですね~。ネットで探せるって便利な時代ですね~。でも一ヶ月もかかるの~!?聴いたら是非、是非ご感想をお寄せ下さいませ☆マレーヘッドの活動についてはまだよく調べてないのですが、確かにあれだけの歌声を持ってる人ですから、JCS以外でも聴いてみたいですね。私もアマゾン行ってみよっと♪
ちなみにイヴォンヌ・エリマンはクラブトンのバックコーラスをやっていましたが、テッド・ニーリーはミートローフのアルバムに参加したりしてます。過去30年を見渡してみると果てしない世界が広がっていますねぇ。
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