人気ブログランキング | 話題のタグを見る
『ヘアー』初日の感想 その2
『ヘアー』初日の感想 その2_d0079799_0443767.jpgこの公演が日本で上演される意義・・・について、ある人から聞かれたのですけど、
たとえば、『ドリーム・ガールズ』とか『アメリカン・イディオット』が日本で上演される意義とかって
みんな考えて観に行くんですかねぇ。

なんか楽しそうとか、面白そう、とか思って行くんじゃないのかな。
私は、『ヘアー』だからって、特に愛と平和だの、戦争反対ということに共感して行くっていうのは、正直ないんですよ。先入観とかそういうのを持って観ないっていう意味なんだけどね。

その場で、もう自分のいろんなものを脱ぎ捨てて、心で何かを感じるだけ。

それって、たぶん、ライブとか行ってもそうだし、
もちろん、舞台とか、あとそうだな、美術作品とか観てても同じかな。
見えないパワーの渦が空間を飛び交ってる中に身を置いているときが幸せ。

私、もし、自分がアメリカ人の男で、幸せな50年代に子供時代を過ごし、
ティーンエイジャーになって、ベトナム戦争に行けって言われたら
どうしたんだろうって。
そればかり考えて舞台を見つめてた。

*******************************
写真は、集会 BE-INへの参加を呼び掛けるヒッピー(トライブ)たちが観客に配っていたもの。
確かこのリバイバル公演のとき、衣装でも何か賞をもらったと思うけど?
特に女の子たちはかわいい~。
公演始まって何日か経過して、フラワーなファッションのお客さん、増えてきてませんか?(^◇^)
*******************************



ティモシー・リアリーに傾倒したんだろうか。
両親とは、理解しあえただろうか。

劇中、クロードの両親が登場するけど、
恐ろしい存在というよりは、むしろ、滑稽に描かれている。

クロードの両親は、典型的な大人で、豊かな生活を夢見て
普通に生きて、たぶんそこそこ裕福で、世間体が大事で。
そんな愛すべき母と、まじめな父。

クロードはバーガーほど過激になれないし、
恋愛にも没頭できない。

どうしたいの?
何がしたいの?

最後に、長い髪をばっさり切ったクロードが出てきても、
その心の変化はある意味、自然だったようにも感じられる。

どこにも属せない自分。

特にすごく複雑なストーリー展開とかなくて、
ヒッピーたちがハイになって、歌って踊ってという展開なので、
ドラマチックでもないんだけど、クロードが決断してからは
だら~っとしていたヒッピーたちに変化が見える。

そして衝撃のラストに突き進むわけです。

本当に静かで、何も語らないクロードの姿が、
なぜ、胸にせまるのか。

ヘアーの代表曲は、私にとってはアクエリアスだったんだけど、
今回、Let The Sunshine Inの歌詞は
すごく深くつきささった。

そして、このめっちゃ明るいカーテンコールですよ。
観てください(=^・^=)
超満員御礼です。



さて、感想その3・・・いつ書くのかな~。いったいその●番までつづくんだろう~(笑)

Hair / New B.C.R. (Snys)


ほかにも参考までにいろいろ集めてみました↓↓↓↓↓









Hair (Coll) (Dig)


ヘアー [Blu-ray]


ヘアー(日本語キャスト)


Hair


ヘアー [MGMライオン・キャンペーン] [DVD]


HAIR 1969



by tomokot2 | 2013-06-03 00:47 | ペ猫が観た舞台・ライブ


<< 『ヘアー』初日の感想 その3 『ヘアー』初日の感想 その1 >>