この公演が日本で上演される意義・・・について、ある人から聞かれたのですけど、
たとえば、『ドリーム・ガールズ』とか『アメリカン・イディオット』が日本で上演される意義とかって みんな考えて観に行くんですかねぇ。 なんか楽しそうとか、面白そう、とか思って行くんじゃないのかな。 私は、『ヘアー』だからって、特に愛と平和だの、戦争反対ということに共感して行くっていうのは、正直ないんですよ。先入観とかそういうのを持って観ないっていう意味なんだけどね。 その場で、もう自分のいろんなものを脱ぎ捨てて、心で何かを感じるだけ。 それって、たぶん、ライブとか行ってもそうだし、 もちろん、舞台とか、あとそうだな、美術作品とか観てても同じかな。 見えないパワーの渦が空間を飛び交ってる中に身を置いているときが幸せ。 私、もし、自分がアメリカ人の男で、幸せな50年代に子供時代を過ごし、 ティーンエイジャーになって、ベトナム戦争に行けって言われたら どうしたんだろうって。 そればかり考えて舞台を見つめてた。 ******************************* 写真は、集会 BE-INへの参加を呼び掛けるヒッピー(トライブ)たちが観客に配っていたもの。 確かこのリバイバル公演のとき、衣装でも何か賞をもらったと思うけど? 特に女の子たちはかわいい~。 公演始まって何日か経過して、フラワーなファッションのお客さん、増えてきてませんか?(^◇^) ******************************* ティモシー・リアリーに傾倒したんだろうか。 両親とは、理解しあえただろうか。 劇中、クロードの両親が登場するけど、 恐ろしい存在というよりは、むしろ、滑稽に描かれている。 クロードの両親は、典型的な大人で、豊かな生活を夢見て 普通に生きて、たぶんそこそこ裕福で、世間体が大事で。 そんな愛すべき母と、まじめな父。 クロードはバーガーほど過激になれないし、 恋愛にも没頭できない。 どうしたいの? 何がしたいの? 最後に、長い髪をばっさり切ったクロードが出てきても、 その心の変化はある意味、自然だったようにも感じられる。 どこにも属せない自分。 特にすごく複雑なストーリー展開とかなくて、 ヒッピーたちがハイになって、歌って踊ってという展開なので、 ドラマチックでもないんだけど、クロードが決断してからは だら~っとしていたヒッピーたちに変化が見える。 そして衝撃のラストに突き進むわけです。 本当に静かで、何も語らないクロードの姿が、 なぜ、胸にせまるのか。 ヘアーの代表曲は、私にとってはアクエリアスだったんだけど、 今回、Let The Sunshine Inの歌詞は すごく深くつきささった。 そして、このめっちゃ明るいカーテンコールですよ。 観てください(=^・^=) 超満員御礼です。 さて、感想その3・・・いつ書くのかな~。いったいその●番までつづくんだろう~(笑) ほかにも参考までにいろいろ集めてみました↓↓↓↓↓
by tomokot2
| 2013-06-03 00:47
| ペ猫が観た舞台・ライブ
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