彼をどう愛したらいいのか分からない・・・
・・・・↑私の告白じゃございませんが、スタンダードなラブソングとして世界中で歌われているJCSからのヒット曲のタイトルを日本語で書いてみました。 

『I Don't Know How To Love Him』

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「私はイエスがわからない」っていう日本語のタイトルがついていますが、英語のタイトルにも歌詞にもイエス様は出てこないんですよ。
I don't konw how to love him というラインはタイトルとしても意味深だし、記憶に残る素晴らしい一節だと思います。
これを日本語にするのは簡単なようで難しいです。だけどいくらなんでも「私はイエスがわからない」じゃ、一般の人が耳にしたら、それこそさっぱり「何のことか分からない」じゃないですか?何かいいタイトルないのかな~。

ティム・ライスの自叙伝には、JCSの名曲誕生秘話がいくつもつづられています。
ティムはこの曲を実家のキッチンで、2~3時間で書き上げたそうです。
どうして年若いティムは複雑な女心をこうも見事に表現できたんでしょう。いや~、読めば読むほどすごい歌詞です。

ティムは、一人の女性が、世間から注目を集める非凡な男性に恋してしまい、彼への愛をどう表現したらいいのか分からない…という状況にいるときに、自然に口にするであろう言葉を想像することができたのです。歌詞はストレートで強い想いがあふれたものになり、特に韻を踏むことにとらわれずに書いたそうです。

スタンダードなラブソングになったが故に、こんなことがあったそうです。



And I've had so many men before

という一節があります。「私は何人もの男と付き合ってきた。」という歌詞は、自由・博愛の70年代の状況を反映していた訳ですね。それによって当時の社会とJCSの聖書の時代の違和感を緩和するという狙いもあったようです。ところが、これを舞台俳優によってではなく、一般の女性シンガーがレコード化するときに、

An I've loved so many men before

「私はたくさんの男性に恋をした」というような味気ない歌詞に変えられたことがあるそうなんです。これじゃまるで男は周りに沢山いたけど、誰とも愛し合ったことがないみたいじゃないか…と、ティムはとっても残念がっています。

私が初めてこの曲を聴いたときは日本語でした。その後、映画の字幕で翻訳されたものを見た訳ですが、どうも本当の素晴らしさが伝わらない気がして、ずっと気になっている曲なんです。

私ごときがおこがましいかもしれませんが、マリアのこんな気持ちをティムは表現したかったんじゃないかな~と、思い切って翻訳に挑戦してみました。ただし、かなりの意訳です。直訳してもシンプルすぎて細かい感情の起伏が出てこないんですよね~。

頭に浮かんでいたのは、ジョアンナ・アンピルのマグダラのマリアの歌声です。

d0079799_2301462.jpg私は、あの人のことをどう愛したらいいのかわからない。
何をしたら彼の心を動かすことができるの。
この数日の間に私は別人になってしまったみたい。

なぜこんなにもあの人に心を奪われてしまうのかしら。
今までたくさんの男と愛し合ったわ。
彼だって、私が知っているそういう男たちの一人のはずなのに。
おさえられない気持ちをどうすればいいの。

彼をののしり、苦しませようか。
彼にすがって声をあげて泣き叫ぼうか。
感情にまかせて、どんなに愛しているかすべて言ってしまおうか。

こんなはずじゃなかった。
私はいつだって冷静で、誰にも振り回されたりしなかった。
それなのに、あの人のせいで私はおびえているわ。



d0079799_22545723.jpg彼は私を愛しているの?もしもそう言ってくれたらどうなるの?

私はとても受け止められない。
きっと何もわからなくなって
彼の前から逃げ出してしまうんじゃないかしら。

本当のことは知りたくないの。
とっても怖いわ。

ただ、そばにいたい。
私は、あの人のことを愛してるから。


d0079799_2341760.jpgI don't know how to love him
What to do, how to move him
I've been changed, yes really changed
In these past few days
When I've seen myself
I seem like someone else

I don't know how to take this
I don't see why he moves me
He's a man
He's just a man
And I've had so many
Men before
In very many ways
He's just one more


d0079799_22584688.jpgShould I bring him down
Should I scream and shout
Should I speak of love
Let my feelings out?
I never thought I'd come to this
What's it all about?

Don't you think it's rather funny
I should be in this position?
I'm the one
Who's always been
So calm so cool
No lover's fool
Running every show
He scares me so

I never thought I'd come to this
What's it all about?


d0079799_2403745.jpgYet, If he said he loved me
I'd be lost
I'd be frightened
I couldn't cope
Just couldn't cope
I'd turn my head
I'd back away
I wouldn't want to know
He scares me so
I want him so
I love him so
by tomokot2 | 2007-01-18 00:41 | JCSアーカイブス | Comments(23)
Commented by J.B. at 2007-01-18 02:56 x
ステキな翻訳をありがとうございます。イメージにぴったりです。

マリアとジーザスについて書こうとしたけど,文章がまとまりません(涙)
とりあえず,こんな男に惚れると辛いよね,とだけ書いて,残りは後日に回します。すいません(^^;)
Commented by ケイ at 2007-01-18 08:44 x
メイドたん
ケイも涙がでて読めませんでした・・・・・
なんてステキな詩でしょう~~~~メイドたんは凄い・・・・・

J Bさんのおっしゃる通りです!
こんな男に惚れるともう「ボロボロ」です・・・・涙・・・
でもこんな男だから惚れるんだよね・・・・・涙・・・・

ワ~~~~ン辛いよねもういっそ「死んでくれたほうが楽」なんて・・・
きゃ=皆に殺される~~~~~涙・・・・

あ~~~辛い愛する人がいるのも・・・・涙・・・・
Commented by DADA at 2007-01-18 13:42 x
ペルシャ猫さまの翻訳を読んでいたら、
ある人のことが心に浮かんでしまって、
もう涙が。。。
J.B.さまも、ケイさまも、おっしゃっていますが、
本当に辛くて、切ない気持ちですね。
どうして、あの人を愛してしまったのかしら。。。
思いが募れば募るほど、胸が苦しくなります。

更に、ペルシャ猫さまの翻訳を見ながら曲を聴きました。
こうやって素晴らしい翻訳と一緒に聴くと、また涙が。。。

ありがとうございました。

Commented by tomokot2 at 2007-01-19 00:22
J.B.さん

>イメージにぴったり
ですか?良かったです。自分の翻訳を客観的に読めないので、そう言っていただけるととっても嬉しいです。
マリアは自分に素直に生きることは許されない女性でしたよね。当時の「娼婦」がどんな扱いを受けていたかは想像するに難くありません。そのマリアがジーザスの側にいるって、本人だって内心は相当葛藤があったと思うんですよね。
ジーザスの側近だって、何を思っていたか・・・。そういう微妙な心理をティムライスは女の視点で表現してるっていうのがスゴイですよね。ティムも女性の気持ちを書くのが好きだし、得意だって自分で言ってます。
でも、一時でもバルサモくんとラブラブな「お仕事」が出来たアンピル嬢がうらやますぃ~~~~♪ですよね。
Commented by tomokot2 at 2007-01-19 00:28
ケイさんは、「あの宇宙一好きな人」のことを想って読んでくれたのかしらん?
そうよね~。愛する男性を自分が独り占めできないって苦しいことよねぇ。他の女性にとられるっていうことだけじゃなく、仕事だったり、社会的な立場だったり、自分が入っていけない世界にいかれちゃうと、取り残されたみたいで寂しいし。かといって、イチャイチャしてばっかりじゃ「男」としてどうよって思っちゃうし。ま、女は欲が深いです。思い通りにしようとすると苦しくなるのに、やっぱり、自分の思うようにしたくなっちゃうのですよねぇ。あ~ん。複雑ぅ。でも、いつでも恋がしていたいよね♪
Commented by tomokot2 at 2007-01-19 00:35
DADAさん

女には一人や二人、こういう切ない想いを抱く相手っていますよね。
この曲は、女性ヴォーカリストがこぞって歌いたがる曲だそうですが、実はとっても難しい曲だと思いませんか。
上手に歌えばいいっていうんじゃないですよね。
深く愛せる相手と出会った喜び。その人の側にいられる幸せと苦しみ。
ただ素直に愛してる~って相手の胸に飛び込めない状況。ほんとになんとも切ないなあ。
でも、女は泣けるからいいですよね。男の人は泣けないでしょ。。。。
この翻訳でJ.B.さん、ケイさん、DADAさん、女性が気持ちを分かってくださったっていうのは、私にとってほんとに嬉しいことでした♪
Commented by J.B. at 2007-01-19 02:55 x
みなさまの書き込みを読んでいたら,私など,もう書き足すことはないと思いました。
でも,25周年版のジーザスとマリアについて書いちゃいます。そして,書いたら長くなりすぎました。すいません。分割アップになります。

ジョアンナ・マリアとバルサモ・ジーザスは本当にラブラブで,「What's The Buzz」でマリアが登場し、"Let me try to cool down your face a bit" と歌いつつ,ジーザスの上着の紐をほどきはじめた時など,これからラブシーンが始まるのかと,ドキドキしてしまったほどです(笑) 

初めて見た時の「What's The Buzz」でのバルサモ・ジーザスは,それはもう酷く苛立っていて,触れば火花が出るのではないだろうかというほど、ピリピリしていたのです。自分の死期は迫っている,しかし,弟子たちは相変わらず何も分かっていない・・・
精神的に追いつめられ,ギリギリのところで自分を保っているような,そんなジーザスでしたけど,マリアがそばにいると,安らいだ表情になるんですよ。彼女によって救われているという感じでした。
Commented by J.B. at 2007-01-19 02:56 x
「Everything's Alright」の最後の方で,女性たちが肩にかけていた布を丸めて枕を作ってくれて,ジーザスは横になるのだけれど,マリアも一緒に横になったりして、またまたドキッ(笑)・・・ 「Jesus Must Die」のときは、二人とも眠り続けているのですが,ラストあたりで,ジーザスが先に目覚めて,愛おしそうにマリアの髪を撫でていたりもするのです。

なんというか・・・ このプロダクションでのジーザスとマリアは,相思相愛としか見えませんでした。マリアは,ジーザスに言葉としては「愛してる」なんて言ってもらってないのかもしれないけれど,十分愛されているように見えました。そして,そんなに愛されていながらも「I Donユt Know How To Love Him」と歌う彼女からは,愛する者を自分のもとに引き止めておくことができない悲しさが,強く伝わっていたのでした。
言葉で「愛してる」と言わなかったのは,マリアの気持ちを分かっているジーザスの優しさ、と考えるべきか・・・
ホントに,こううい男を愛すると辛い・・・ でも,あんなに愛されていたら,幸せかも〜〜。
Commented by ケイ at 2007-01-19 08:27 x
そうなのよ!メイドたん・・・あの男よ~~~~~~~

イチャイチャばかりじゃほんと「男」としてどうよ!の感じだし・・・

遠くでバリバリ仕事してるのをみながら「彼の女は私」と思う・・・・
な~~~んてね!きゃ=====
あんまりべたベタは嫌いなんだ!
その点ロジャたんはどうなのかな~?????

J.B.様
本当に解説を読んでいても涙がでて困りまくりでした!!!!
愛するものを自分のもとに引き止める事が出来ない悲しさやつらさ・・・
もう本当に男なんて・・・この世からいなくなればいい!!!!!!

いや!駄目だけど・・・・・あ~~~もう抹殺したい!!!
いや!駄目ですけど・・・・・くらい好きです!!!!

J.B.さんの解説に涙・・・・・・・・
Commented by tomokot2 at 2007-01-19 08:52
J.B.さん

えーーーっ、いいないいなあっ(ストレートな心の声)
もちろん相手役のジョアンナもですけど、それを観たJ.B.さん!私、観てもいないのに、めちゃくちゃドキドキしました。
ジーザスとマリアの間には甘いささやきとかなかったんだろうけど、マリアは彼に香油を塗ったり、リラックスさせてあげて、ジーザスが「彼女だけが私に必要なものを与えてくれる」とはっきり弟子たちに言ってるから、陳腐な言葉じゃなくお互いに態度で示していたんでしょうね。
でもね、女は言葉も欲しかったりするんですよね。だから例え側にいて優しくしてもらっていても、「本当はどう思っているの?」っていう疑問がふつふつとわいてくる。それが、あの歌に表現されていると思うのです。
そういう女の不安を見事に表現しているティム・ライスはすごいわ~。
ティムには恋愛小説を書いて欲しいなあ。スリリングでウィットにとんだのが書けると思うけど。
Commented by tomokot2 at 2007-01-19 08:57
ケイさん

あの男ですくわぁ~~。う~ん。彼と付き合ったらつなぎとめる為に子供を産む・・・^^; スティングにしてもミックジャガーにしてもロッドにしても子供いっぱい作ってるのは奥さんが頑張っているからかなと思ったりして。。。夫婦は別れたらそれまでだけど、子供は一生切っても切れないしぃ、なあんて。
>「彼の女は私」
そして、彼は、「俺の女はあいつ」と思って見てくれたら、きゃ====ですよね。でもねぇ、長く付き合うとそういう目で相手を見続けられないですよね。。。

うふ。今回はこういう恋愛話になって、ついつい皆さんと盛り上がっていますが、とってもたのすぃ~~~(~o~)♪
Commented by いまち at 2007-01-19 23:25 x
せ、拙者もそのやうなこと言われてみたい・・・orz
Commented by kapeo at 2007-01-20 00:00 x
こんばんは。
「だれかさん」と「だれかさん」を想いながら,
‘保存’しちゃったデス・・・訳のとこ。。(T^T)
Commented by tomokot2 at 2007-01-20 00:01
いまちさん

男性でここにコメントくれる人はいないと思っていました。。。
サンクス・フラッシュ☆(真似してみました)

ん~なになに、どんなこと言われてみたいのかにゃ?

DADA : どうして、あの人を愛してしまったのかしら。。。
J.B. : こんな男に惚れると辛いよね
ペルシャ猫 : いつでも恋がしていたいよね♪

ケイ : もういっそ「死んでくれたほうが楽」

あはは・・・(^_^;)ごめんごめん
Commented by tomokot2 at 2007-01-20 00:11
kapeoさん

だれかさん・・って、あの方かしらん・・・。
訳を保存してくださってありがとうございます<(_ _)>お恥ずかしいですが、この曲の詞に歌われている気持ちが伝わって嬉しいです。

誰かを恋する気持ち・・・いつまでも持っていたいですよね。
でも、男性にはこういう複雑な女心を分からない方が多いかも・・。
女性もですが、是非、男性にこの曲を聴いてもらいたいなぁと思いました。
kapeoさんの「恋」のお話・・・とっても聞きたいけど。いえいえ。・・しまっておいて下さいまし。
Commented by kapeo at 2007-01-20 01:21 x
そう,あの方たち(複数だ)。。。(合ってる??)
案外男性の方が,ナイーブちゃんだったりしますよね♪
しまっておきます・・・てか,出せるようなものないしぃ~。。
Commented by tomokot2 at 2007-01-20 02:56
kapeoさん

私、あの方とkapeoさんのことをコメントしてくださったんだと思いましたが、実は、kapeoさんとあの方たち(複数)のことでしたか(^_-)

おひとかたは星空の彼方。そしてもう一人は・・・・どっか亜熱帯地域の島でバケーション、ってか、毎日が日曜日していらっしゃるのかしら(^_^)?
女性より男性の方がロマンチストなんでしょうかな。女性の方がリアリスティック?だから余計色々考えちゃうのかな。
その辺り、kapeoおねいさんにいつかお話をお聞きしてみたいですわぁ♪
Commented by momo at 2008-05-27 20:21 x
とても参考になる翻訳&解説をありがとうございます!
このページをプリントアウトして、持ち歩いています。
役を見失った時にいつもこれを読み返すんです。すると、マリアが息を吹き返してくれる!
いつもありがとうございます。
Commented by tomokot2 at 2008-05-27 23:36
momoさん

きゃ~恥ずかしいなぁ~~~。
自分で読み返して、照れまくっております^^;

感激です。 >いつもこれを読み返すんです
マジですかーーー。
ブログをやってよかったなって、いろんな方からコメントをいただくたびに感謝してるんですが、momoさんにそう言っていただけて、改めて、JCSとの出会いは運命だったんだなぁ、ブログを続けてこれて良かった!と思わせてもらいました。

近日中に太宰治の「駆け込み訴え」も記事にしてご紹介させていただきますねぇ。
Commented by もも at 2010-09-30 23:55 x
「駆け込み訴え」の記事、楽しみにしています!
私は、「駆け込み訴え」とJCSは、私の聖書探求の原点ですから!
Commented by tomokot2 at 2010-10-01 00:04
ももさん

実は書いたのですが、いま、読み返すと恥ずかしいくらい「エラソウ」な感想です。。。。(赤面)
http://jcsfan.exblog.jp/8014925

聖書探求をしていらっしゃるのでは、なおのこと恥ずかしいです。。。
実は、あまりに恥ずかしいので、「非公開」にしようかなと思っていたんですよ~。それか書き直そうかしらん。。。。^^;;
Commented by 勇魚 at 2014-12-08 11:45 x
突然すみません!
日本語訳を探してたどり着きました。
ブログにリンクをさせて下さい。
Commented by tomokot2 at 2014-12-24 04:26
◆勇魚さん

ご連絡ありがとうございます。
ブログに伺いましたが、リンクがどこにあるのか、見つけられませんでした。
いつか教えていただけたら嬉しいです。。。
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