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FAREWELL TOUR ★気になる「 あきらかに違う演出」
FAREWELL TOURにおける演出について、ある予感が私にはありました。
それは、これまでのJCSプロダクションの中において、最も聖書の世界とJCSの世界を寄り添わせたものになるということです。

たぶん、たぶんですが、このプロダクションでは、ジーザスが、「奇跡」を行うシーンがあると思うのです。前にもブログ記事に書きましたが、そういうシーンに見える舞台のスチール写真があるのです。たとえ象徴的であったとしても、もし、そのようなシーンがあるとしたら、これはJCSの歴史においては、「異例」です。そして、さらに「異例」はあるはずなのです。

そうしたら、こんな記事を見つけました。

2006年11月11日(土) サウスカロライナ州のオフィシャルサイトらしい、サウスカロライナドットコムに掲載された記事です。書いたのは、ジェフリー・デイという人です。ちょっとユーモアもまぜたくずした文章です。

FAREWELL TOUR ★気になる「 あきらかに違う演出」_d0079799_1527769.jpgタイトルは、「神様(ジーザス)!Koger劇場最高の傑作だぜ!」

過去15年間にわたって私は、Koger センターでの舞台公演のほとんどを観てきた。大概、そこそこ良いか、ヒドイかで、本当に素晴らしいのはいくつもなかった。
さて、このほど、2日間公演する「ジーザス・クライスト・スーパースター」は、これまで私が観た舞台はなんだったのかと思わせてくれるものだった。専門的に言うと、「It rocks.」ロックしているのである。

お気づきかもしれないが、もともと私はJCSが好きである。JCSは、ロック・ミュージカルの神髄なのだ。まずストーリーが大変に興味深い。美しい言葉で見事に語られているし、楽曲は親しみやすいし、つまりその・・・神様の息子のお話である。

そして、ロックしてるということについてだが、なんと言ってもテッド・ニーリーが素晴らしい。1973年の映画で有名になったが、テッドはいまだに「あの役」を演じている。そう、ニーリーももう63歳。彼の声も容貌も年齢を重ねたが、そんなことを忘れさせて観客を魅了する。ミック・ジャガーだって同い年で頑張っているじゃないか。

ニーリーとユダを演じるリヴィング・カラーのコリー・グローヴァーはとてもよい組み合わせだ。グローヴァーは冒頭から最高潮であるが、最後までそのパワーと存在感を維持し、特に後半部分では、歌唱でも役柄においても非常に鋭い説得力を発揮する。

また、クリスティン・リー・ブリスキンは、「今宵やすらかに」と「私はイエスがわからない」という二つの優しいラブバラードを感動的に歌いあげる。

総督ピラトに関しては上出来だが、ヘロデ王はまあまあというところだと思う。

キップ・ケップラーひきいるオーケストラはトップナッチで、カッティング・ギターのニコラス・ディッカーソンが非常に良い。

セットはシンプルなスチール・ウォークウェイと段差のあるプラットフォームで構成されている。視覚インパクトは、効果的な舞台照明やいくつかの気の利いたエフェクトも含め秀逸である。

私は、常々作者たち(アンドリュー・ロイド・ウェバーとティム・ライス)が、このミュージカルをジーザスの死の場面で終わらせることには納得がいかなかったのだが、このプロダクションでは、原作を壊すことなく、はっと驚くような「復活」を観ることができるのである。

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「奇跡」と「復活」

この両方が存在するJCSプロダクションが成立するのは、唯一、テッドニーリーがジーザスを演じる場合にのみ可能だと思っています。

これは絶対に、真実を見届けに行かなきゃ、私!(^^)!
by tomokot2 | 2006-12-09 15:26 | 公演情報


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