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『真・役に立つJCSミニミニ講座』第2回 ユダヤ教(其の2)
JCSエンスー研究員(?)によるミニミニ講座の2回目です。

『真・役に立つJCSミニミニ講座』第2回 ユダヤ教(其の2)_d0079799_8174969.jpgまずは、エンスー博士ご所望のエスプレッソをいれましょうか。

現在、世界中で起きている紛争の数はびっくりするくらいたくさんあります。
日本にいると、遠い世界の果ての出来事にはあまり関心を払わなくなりがちですけど、同じ地球上で起きていることは、私たちと決して無関係ではありません。争いのもとには、長くて複雑な背景があります。ジーザスクライストスーパースターを理解する為だけでなく、知っていることは大切だと思います・・・なんて、私も真面目に書いてますけど(^_^)

「役に立つ」か「立たない」かは、みなさまのご判断にお任せ・・・ですかね、JCSエンスーさん♪(ペルシャ猫)


『真・役に立つJCSミニミニ講座』第2回 



今日もガマンして歴史ミニミニ講座を読んでね!
歴史と聞いてこのブログから飛んで逃げてしまう人が何人いるのだろう?


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さて司祭のカヤパとアンナスについてちょっと話やす。(写真は73年の映画から)

カヤパはユダヤ教の大司教でサンヘドリン(最高法院)の首長。宗教と政治と両方の権力のを持ち併せた地位にあった。
アンナスはカヤパの義理の父で前大司教の地位にあり、カヤパ以上に司祭に対しては影響力を持っていた。ジーザスが捕らわれた時はまずアンナスの下へ連れて行かれ、その後にサンヘドリンでの早朝裁判にかけられた。

これを考えるとアンナスが死刑宣告するピラトの裁判までの道筋を立てたコーディネーター的役割をしていたのではないかと思いやす。JCSにおいてもアンナスの役割・歌詞・歌(トーン)はとても重要でかつ印象深い悪役を演じてやす。


カヤパとアンナスは4大学派のサドカイ派(世俗主義的でもっぱら自分たちの利益を追及していた)に属しており、『神殿ビジネス』を作り上げていたのだ。

『真・役に立つJCSミニミニ講座』第2回 ユダヤ教(其の2)_d0079799_8414979.jpgなぜ、ジーザスはTemple(神殿)であんなに絶叫して商人に対し怒りをぶつけていたのか? 
神殿前の市場で腐敗・賄賂が横行してるのを察知したからである。
戒律により神殿で動物の捧げものをしなければならない。それをたてにとり神殿で捧げ物として受け入れられる動物を彼らが売るものに限定し、市場よりも高く売ることで荒稼ぎをし、あるいは神殿専用の貨幣を発行して、それ以外は献金として認めないことにより法外な両替手数料をとっていた。
彼らは神殿収入でぼろもうけしその上がりをローマへ献上することで立場の安泰を計っていた。神殿はまさにサドカイ派の巣窟となっていたのだ。
そりゃジーザスは怒るわな。屋台を倒し商売している者たちを追い出し、「神殿は祈りの場なのに、おまえらは商売(泥棒)の巣にしている!」と非難した。
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過激なまでに彼らと対決したイエスは当然の結果として神殿当局者(カヤパやアンナスも含む)から恨みを買うことになる。
ちなみにThe temple(ジーザスの神殿)の歌詞に”Lay your bets on this bird of mine. ”=♪俺の鳥に賭けてみな♪~とあるが、鳥も捧げものひとつになっているので脈絡なく鳥がでてきた訳ではないのだ。ちゃんと歴史的背景と宗教的背景から作詞してるんですね。ティムは勉強家だ。)
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突如神殿で暴れてるジーザスを見て、?????になった講義生が多いと思いやすがこのシーンにはこんな背景があるのでした。
ストレス発散に暴れてるわけではないのですゾ!

いきなり勉強モードになると疲れるなぁ。まあ今日はこのくらいにしておいてやろう。
つづきは次回に。次回はユダヤ教(其の3)でやす。(まだユダヤ教やるの?)
あ~~~~、とてもまじめな講義だ。
つまらないね~~~~。
だけどこれが分かっているとJCSを10倍楽しめますのでガマンガマン。(by JCSエンスー)
by tomokot2 | 2006-10-20 08:49 | JCSエンスーミニ講座


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