zatoumushiさん主催の観劇ツアーで、「日曜日にジョージと公園で」を観て参りました。
作曲・作詞/スティーヴン・ソンドハイム 台本/ジェームス・ラパイン 演出/宮本亜門 まず、Sunday In The Park With George・・・って、このタイトル、何?って思いません?^^ この作品のオリジナル初演は1984年(BW)でしたが、その翌年からNYのお隣の州に留学した私は、あちこちでこの不思議なタイトルを目にしました。残念ながら、現地で観ることはなかったのですが、スーラの有名な絵画「グランジャット島の日曜の午後」を題材にしているということで、印象に深く残っていました。 この公園の絵。観たことありますよね? この妙ににぎやかな^^日曜の公園の様子を描いたのが、ジョージさん(フランス式だとジョルジュ)なんだということが、このミュージカルの大テーマでございます。 ![]() さて、忙しさにかまけて、ほとんど予備知識も持たないままPARCO劇場へ・・・。 ☆公式サイトはこちら☆ ★PARCOのインフォ・ページはこちら★ ヤメシキと言われている俳優さんたちの一人(笑)、石丸幹二さん(の舞台は初めて観ました)が、主役のジョージでした。四季の看板スターだっただけあって美男で、お歌もしっかりしていて、ミュージカル俳優として鍛錬されている。この方、でずっぱりですからね。相当頑張ってました。石丸さんだったから最後まで見れたんだと思います(私の場合ですよ)。。。 お隣の席のSさんと幕間にちょっとお話していたんですが(あ、そうそう「春のめざめ」の時もお話してました~笑)、19世紀のフランスの雰囲気は・・・残念ながらどこからも伝わってこないねぇと。 ジョージの恋人、ドットという女性を戸田恵子さんが演じましたが、これって初演では、バーナデット・ピータースが演じたんだよな~と、どうやってこの全く外見も個性も違う二人の女優が同じ役にはまるんだろうかと、頭の中でかなり忙しく、人の顔や歌や姿を「変換」して観ていました。戸田さんは、芸達者な方なんですが、ドットという役は、演技が出来る女優さんというよりは、美しくて無邪気なかわいい、そして若い女優さんが似合うのじゃないかな~と思いました。 芸達者な俳優さんたちを揃えた舞台だったと思いますが、原作の言わんとしていることや、何かしらの感動というものを与えてくれる舞台ではありませんでした。 一応、作品として成立させるために、芸術家たちが誇りを持って過去を肯定し、自分を信じて、創造のパワーを駆り立てて生きて行くんだ・・・という主題があるようなのですが、女性の一人として言わせてもらうならこの作品は、 世の女たちよ、男のわがままを許してくれ! と、言いたいのではないかなと。 名も無い、金も無い。 いまだ発掘されることのない、神から与えられた唯一無二のこの光輝く才能、、、これはホンモノなんだよ。必死で開花させようともがいているこのオレを、 どうか、どうか愛してくれ・・・ という作者たちの声が文字になって、歌詞の裏側から浮き上がってくるような感じがしました。 男の意地で、身ごもった恋人に、残ってくれとは言えないジョージ。 パン職人はパンを食べさせてくれる・・・と、ジョージに心を残しながらも渡米するドット。 舞台は転換して、現代のニューヨーク。 芸術家はどこか心の奥底で、偉大な過去の芸術家の血を引いていることを夢想するのではないでしょうか。 ジョージ青年は、曾祖父がフランスの画家、スーラ。 これも男のロマンかな~と、クスッとしました。 夢の中で曾祖母のドットに出会うジョージ。 僕は、恋人にも母にも愛されていたんだ! まるで、スーラ自身になったような感覚。(あ~男の願望だわw) いつも批判にさらされ、芸術ではなく処世術で生き残りをかけるような日々だけど、そうじゃないんだ、僕のやりたいことは、そうじゃない! ・・・・と、舞台をご覧になっていない方には極めてわかりにくいかもしれませんが、私が感じとった作品はこんな内容でした。ほんとは本来の作品は、そうじゃないのかもしれないけど、宮本演出のせいかな~。そういうことかな~って。 あ、私は、そういう我が儘な男性・・・・ 大好きですけどね(笑) それにしても、安っぽいビジュアル効果でした。 なんてゆーのかな~。軽いんです全体的に。。。奥行きがないというか。。。 そして、音楽が全く心に残りませんでした。。。 いいんでしょうか、ミュージカルなんですけど。。。 というわけで、こき下ろしてしまいました(笑)し、こんな日本のミュージカル事情を嘆きつつ、でも、ミュージカルや舞台は、これからも観ようと思っています。必要最小限ですけどね^^;
タイトル : 観ていないのに文句を言うべきではありませんが。。。
ある方(あのお方ではありません)から2009年7月9日(木)の日経新聞夕刊に宮本亜門氏演出の「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」の劇評(と呼べるのかどうか分かりません。。。)が載っていると教えていただいたので、チェックしました。 名画の中の人物が.......more
タイトル : サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ
さて本題のミュージカルです。 ~日曜日にジョージと公園で~ という副題がついています。 作曲と作詞はスティーブン・ソンドハイム 台本 ジェームス・ラバイン 今回の演出は 宮本亜門 ピューリッツアー賞を受賞しているそうです 先ほど書いた「透明な叙情性」それにピッタリなのがスティーブン・ソンドハイムの音楽のような気がします。絵から受けるクリアで光溢れるイメージをそのまま音楽にしたらこうなったという感じ。でも同じ作曲家の「スウィーニー・トッド」よりは難解ではないですね。不協和音もない......more
タイトル : 『日曜日にジョージと公園で』
観てまいりました。 PARCO劇場で。 書きます。 書かずばなりますまい。 最初にお断りです。 おそらく私はこの作品に対する思い入れが強過ぎます。 この作品と音楽のことを何も知らずにまっさらの状態で今回の日本のプロダクションの公演をご覧になる方とは印象にかなりの開きがあると思います。 ですので、そういう人間が書く極めて個人的な感想だという前提でお読みくださると幸いです。観に行く前から、否、この作品が日本で上演されることを聞いた時から既に不安でいっぱいだった。 もちろん、期待もないわ......more
タイトル : サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ@パルコ劇場
2009年7月24日(金)19:00開演の回を見に行ってきました。いよいよ残すところ、明日8月9日(日)までですね。。。 もう亜門版も回数を重ねると、だんだん予想ができるようになってきたので、今回も「やっぱりね」という感じでした。きっとロンドン版を真似るだろうな、って思.......more いらしたのですね♪ 私のブログの方にもコメント&トラックバックをいただき、ありがとうございました。 最近トラックバック送信をしていなかったので、やり方を忘れてしまいましたが、久々にトライしてみました。 オリジナルの上演時にアメリカにいらしたのですね。その時にご覧になったとしても、やはり音楽は印象に残らなかったのでしょうか。。。 私は、今回の出演者や演出、装置など文句はいろいろあるけれど、やはり大好きな作品なんです。 こんにちは♪ をを、早速のレポありがとうございます! 私も「なんだかよく分からなかった」とZ氏に文句を言って(?)解説してもらいましたが、できれば解説ナシで感動したかった(笑) 横レスでゴメンナサイ。 Emilyさん、是非今回の感想をお聞かせ下さい。じかに見ている人の比較感想が聞きたいです。 男の自己愛?確かにそういう見方もできますね(笑) でも私は芸術家の不器用さの方に共感を持ちました。 そして私のレポは半分以上Z氏の意見です(爆) 私も仕上げたらトラバしますね。 ペルシャ猫さんもお願い。 しかし、感動への道は遠い・・・ 「僕とフリオと校庭で」みたいなタイトルだと思いました。 …すみません、それだけです(爆) Emilyさん いや~お恥ずかしい。。。。エラソウに書いてしまいましたが、これはあくまでも日本版(A氏演出)に対する感想なので。。。 ソンドハイムの作品と言えるものなのかどうか、ホンモノをご覧になったEmilyさんに教えていただきたいですぅ。。。 音楽が印象に残らなかったのは、音楽自体に責任があるわけではなかったと思います。 どこかに輝きを見いだそうと必死になったのですが、探せなかったです。。。それは私が日本版のジー(笑)を見に行ったときと同じかもしれません(爆) トラックバックしていただいてありがとうございます。 お好きな作品なのに、何の讃辞も贈れなくてほんとにすいません!! straycatさん レスより先にトラックバックをさせていただいちゃいました! あのあと、反省会(じゃなくて)があったんですね。 >芸術家の不器用さの方に共感 私も同じように感じましたが、男性の言い訳と願望みたいなものが強い気がしたのは、日本版の演出のせい?ま、人によって感じるものは違いますよね。ただ、本来のコアの部分まで改竄されていたとしたら、大変なことですね。。。 上演中、Z氏はおとなりで、クビをぶんぶんと振っていました。あっちゃー、これはやっちゃいけないでしょう、というダメだしを、静かになさっていたと思われます(笑) ニセさん あはは。 それ読んだことなーい。 >「僕とフリオと校庭で」 でも、ありがとね。気持ちは伝わってきた^^ ペルシャ猫さん、こんばんは~。 ペルシャ猫さんのご感想、とても興味深く読ませていただきました。 「どうか、どうか愛してくれ・・・」 で、ふふっと笑ってしまいました^^ 今まで私、この作品でそういうことを一度も感じたことはなかったのですけど。 やはり日本人演出家のあのお方が演出したからこそ、そういうメッセージが色濃く出たのでしょうかね~。 可笑しいなぁ・・・くすくす。 この作品は芸術家の物語なんですよ(と私は思っています)、本来なら。 ペルシャ猫さん、ぜひぜひオリジナルの舞台の映像、ご覧になってください。 きっと全然違う印象を持たれると思いますよー。 あ、トラックバックさせて頂きますね。 自分のところがトラックバック出来ないのに、すみません・・・。 もしどなたかのご参考になれば。 脱線コメントですが、初期のシカゴ・ファンとしては、Saturday in the park...と口ずさみたくなります。 1969年のデビュー・アルバム Chicago Transit Authorityの「シカゴ 民主党大会」「流血の日」には鳥肌が立ちました。 ペルシャ猫さん、NYのお隣って、どちら側でしょう? 私はペンシルベニアで、ケヴィン・ベーコンのお父さんが有名教授でした。 1983年修了ですからすれ違いですが…。 バーナデット・ピータース、残念ながら舞台は観たことがないのですが、大好きなメル・ブルックスの「サイレント・ムービー」、それにクリストファー・ウォーケンのタップダンスが印象的だった「ペニーズ・フロム・ヘブン」が頭に浮かびます。 一度見たら忘れられないタイプですね。(^^) ふえさん す、すいませ~ん。お好きな作品についての感想がこれしかなくて・・・(汗) やはり、ドットを演じたのが、シッカリ者で人生経験豊かな^^戸田恵子さんだったというところで、母性が主題のように感じてしまったのかな~と。 それに、画家二人がそろって芸術家っぽくなかったというのも・・・。 映像ですね!分かりました♪このままこの作品をお別れするのは、悔しいですし(^^) トラッックバックありがとうございます。 すばらしいレポで、何度も楽しく読ませていただいています。 axbxcxさん NJ州です。最初に居たのは、海岸近くの町でした。 夏になると、NJのホワイトコーンとトマトが恋しくなります。 >バーナデット・ピータース 舞台で成功して、非常に有名になりましたよね。 最近もTVドラマに出ているのを観て、懐かしかったです。 いつまでも可愛い女優さんですね★ ペルシャ猫さん、フィラデルフィアだったので、川を渡るとニュージャージーでした。 日本食を食べるときはいつも川を渡ってカムデンの「さがみ」に行っていました。 最後にフィラデルフィアに行ってから20年になります。 いや、懐かしいです。 ホワイトコーンにトマトですか。 さすがガーデン・ステートですね。 フィラデルフィアは西の郊外の雰囲気が好きでした。 早朝、バイクで林を抜けるのが気持ちよかった…。 axbxcxさん 結局、フィリーには行ったことないまま帰国してしまいました。でも、空気の感じとか、分かる気がします。 私は15年前に一度アメリカに戻ったきりです。ササッと行ってこれたらいいんですけどねぇ。。。 アメリカは食べ物がマズイなんて言われていましたが、私はいつも美味しいものを食べさせてもらったな~と思います。留学というよりは、住んでいたという感覚でした。 ペルシャ猫さん 昨日、筑波から戻って来たら、73映画の2004版とSunday in the Park with GeorgeのDVDが届いていました。 Tim Riceのインタビュー、ちゃんと入っていたのでホッとしました。 楽しみです。 「縞模様のパジャマの少年」があまり得意なタイプの映画ではなかったので、いまのところ今年のベストは「扉をたたく人」です。 まだ観てなくて楽しみなのは「サンシャイン・クリーニング」。 axbxcxさん
ジョージのDVD!???? えーーー。すごい♪いいな~♪ 舞台とは大違いということは、何度も複数の方が証言しておられるので興味津々です。 映画、「扉」も「クリーニング」もいいらしいですよねっ^^
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